23分/2006年
撮影・編集・録音:川瀬 慈
使用言語:アムハラ語(日本語字幕)
撮影場所:ゴンダール エチオピア連邦民主共和国
撮影:2006年
エチオピアホテル11号室の窓から下を見下ろすと、靴磨き、豆売り、荷物運び、洗車係等、ストリートは働く子供たちであふれている。本作は、エチオピア、ゴンダールの路上で人々が繰り広げる細々としたドラマと、路上で生活を行う2人の少年シファロとヨハネス、そして撮影者である私自身によるホテルの部屋でのやりとりから生起する物語に焦点をあてた。
従来の観察型民族誌映画の在り方に対し、本作では、撮影者と被写体による“コミュニケーション、コラボレーションの証”としての映画的話法を提示した。2008年9月、サルデーニャ国際民族誌映画祭においてPremioper il film più innovativo(最も革新的な映画賞)受賞。